最高で香典の半額程度の品が葬儀の後返しの目安

葬儀の香典の後返しの品を選ぶにあたって遺族が考えるのは金額です。たいていの場合は後返し業者が数多くの品を用意しているので、遺族はカタログを比較照合しながら選ぶのが一般的です。もちろん、遺族が葬儀後に独自で後返しの品を用意することもあります。例えば遺族の中に陶芸家がいたなら、お礼の気持ちを込めて作陶したものを贈ることはあるでしょう。しかし一般家庭の場合は、専門家である後返し業者のアドバイスを受けながら、妥当な金額で会葬者に喜ばれる品を選ぶというのが通常の流れです。

葬儀後の香典の後返し品の価格はいただいた香典の3分の1から半分程度でよいとされています。4分の1程度でもよいとする説もあります。いずれにしても香典の金額はまちまちなので、一人ごとに後返しの品を決めるのは大変です。あまり細かく区分けするのは現実的ではないため後返し業者と相談して、香典の金額を3ランク程度に区分けして対応するのが通常のやりかたになっています。

葬儀後の香典の金額は一般的な常識がありますので、会葬者から並外れて高額の香典をいただくことは稀ですが、親族など近しい身内からはたまに高額の香典を受けることがあります。この場合は必ずしも3分の1から半額程度という範疇にこだわる必要はありません。身内からの香典は相互扶助的な意味合いが込められているからです。身内の好意ですから素直に受けておくのが自然な形です。

たまに勘違いする方がいますが、会葬御礼品は香典返しではありません。これは忙しい中をわざわざ葬儀に参集していただき感謝しますという遺族の感謝の意味を込めた別のものであり、ハンカチなど廉価なものです。きちんとした香典返しは忌引明けの後に後返しとして届くものになります。